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住宅ビジネスフェア2018に見る「IoT住宅」のリアル

2018年5月24日・25日、東京ビッグサイトで開催された「住宅ビジネスフェア2018」に行ってきました。

住宅ビジネスフェア_6830-r住宅ビジネスフェア(次回は2019年6月開催)http://www.housing-biz.jp/

建材や設備機器、Webサービスなどなど盛り沢山でした。その中で「BRANU MAG」が注目したのは、「IoT住宅」です。

「IoT(Internet of Things=モノのインターネット化)」という言葉がすっかり一般的になり、家でAIスマートスピーカーに話しかけている人も増えてきました。IoT住宅とは、住宅をインターネットにつないで機器を操作したり、便利なサービスを受けられたり家のことです。開発者の理想はSF映画などで見る、家に入れば自動で照明が点き、好みの音楽が鳴り、朝起きればコーヒーが入っているというような生活だと思いますが、さぁ、現在の技術ではどこまで進んでいるのでしょうか? さっそく見てみましょう!

音声で家電操作ができる個人住宅用IoTシステム「v-ex

音声で家電操作ができる個人住宅用IoTシステム「v-ex」

奈良を拠点に個人向け戸建て住宅のビルダーであるSOUSEI株式会社。社員数34名の会社ですが、「今現在の当たり前を磨く企業ではなく、10年後の当たり前を創る企業に」というコンセプトで住宅用IoTシステム「v-ex(ベックス)」を開発したそうです。

「これまでは家を建ててしまったらお客様との関係は終わりでしたが、完成後も家を楽しんでいただきたいと考えて開発しました」(SOUSEI株式会社 カスタマーリレーション 長谷川純也さん)

音声で家電操作ができる個人住宅用IoTシステム「v-ex」2

壁に設置された白い本体とAIスマートスピーカーのAmazon Echo、その奥の黒い小さな赤外線リモコンがセットになっています。

できることは3つ。まず、音声やスマホでの家電の操作です。テレビや照明、エアコンの操作など、赤外線通信(IR)のリモコンが使える家電ならほとんどが利用可能です。リモコンをスマートフォンで集約するイメージです。

決済やクーポンも機能も備えています。ネットショッピングの買い物ができたり、お得なクーポンが配信されたりする予定だそうです。

それから、センサーによる家の状態管理も可能です。温度、湿度、気圧、騒音レベルなどをセンサーでチェックし、アプリやスマートスピーカーで確認できます。

個人住宅に販売するというよりは、ハウスメーカーやビルダーをターゲットとしていて、設置取付と初期設定、機器の3年間保証やアフターサポートもセットになっています。既に同社のモデルハウスでは実際に稼働していて、「集客が増えただけでなく、商談時間が長くなったり、お子さんが喜んでファミリーに好評といった効果が出ています」とのこと。

価格はセットで18万円(税別)。7月末から発売開始予定で、取付工事は全国で対応可能。今後は宅配ボックスとの連携や、インターネット医療サービスのよる遠隔診療の計画もあるそうです。

v-ex|HOME OS|SOUSEI大阪支社
https://v-ex.jp/

賃貸でIoTアパートを実現できる「賃貸住宅キット」

賃貸でIoTアパートを実現できる「賃貸住宅キット」

今後少子化が進むと賃貸住宅の空き室が増えると予想されていますが、賃貸住宅をIoTで魅力的に生まれ変わらせようという「賃貸住宅キット」のブースもありました。10室程度のアパートが対象で、新築はもちろん既存の建物でも大がかりな工事をせず手軽にIoT化できるキットです。

温度や天気などの情報表示や家電のコントロールに管理会社とのやりとりまでできる専用タブレット、家電操作のための赤外線通信や室内の温度や湿度を感知するセンサーが内蔵されたコントローラー、スマホやカードなど4種類の方法で開閉可能なスマートロック、開閉や振動を感知して通知する窓用セキュリティタグ、外出先からでも応答できるドアホンなどがセットになっています。

賃貸でIoTアパートを実現できる「賃貸住宅キット」

賃貸住宅はセキュリティが大きなアピールポイントになっているだけに、防犯関連が手厚くなっています。しかも、入居者がいない空室状態でもセキュリティは機能するため、無断侵入などの対策になり、立ち会いなしの無人内見も可能になりそうです。

IoT住宅に欠かせない家電の操作はリモコンが使える機器なら問題ないそうです。さらに、ロボットコンシェルジュが内蔵されていて、退居時の連絡や水漏れトラブルの検知などにも使えます。目指すは「入居者の生活を豊かにサポートする機器」だとか。

現在開発中で、「2019年には発売したい」(株式会社 Robot Home 管理部 松下倫子さん)とのことで、価格は初期費用が十数万円、月々の利用料が数千円ぐらいなりそうということでした。

Robot Home
https://www.robothome.co.jp/

屋内を有線でつなぐ個人住宅向けIoT システム「S-REMOS

屋内を有線でつなぐ個人住宅向けIoT システム「S-REMOS」

IoT機器と言えば、Wi-Fi(無線LAN)・Bluetooth・赤外線接続が一般的ですが、家中を有線ケーブルでつなぐIoTシステムがありました。

「もともと電気工事会社だったということもあり、数多くの物件を見ていますが、無線での通信は広い家や多層階の家ではつながりにくかったり、故障や不具合もあり、クレームが多いのが実情です。そこで、何十年経ってもまず問題が起こらない有線を選びました」(株式会社サンエー 東京本店 法人営業部 山田雄太 )

屋内を有線でつなぐ個人住宅向けIoT システム「S-REMOS」

天井裏にブレーカーボックスのような機器を設置し、配線を巡らせて、スマホによりドアの施錠解錠、照明やエアコンの操作が可能になります。外出先からでも操作可能です。

撮影も可能な玄関見守りカメラや、一定時間内に照明や玄関ドアに動きがないと通知が送られる高齢者に優しい見守り機能などもあります。

配線工事が必要なため、新築の戸建てやマンションが対象で、機器のセットが33万円+全国OKの工事が5万円(税別)からだとか。

現在、すでに200棟の住宅やマンションに導入済みで、最近では11階建ての新築マンションの目玉施策のひとつとして導入されたとか。「モデルルームの集客が20%アップしたと大変喜ばれました」とのことでした。

S-REMOS(エス・リモス)
https://s-remos.com/

まとめ

今回は消費者向けではなく、企業向けのビジネスショーで、先端的というよりは、比較的安定した技術のものばかりでした。このあたりが現在のIoT住宅の普段着の姿というところでしょうか。家電操作という便利に、セキュリティや見守りという安心をプラスしています。将来的には、省エネを考えて家電を自動コントロールする「HA(ホーム・オートメーション)」や、洗面ミラーに歯磨きの磨き残しが表示されたり、体調を心配して医書に行くよう勧められたりという「AI(人工知能)住宅」に進化します。そして、建設技術も求められるものが大きく変わりそうです。

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