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建設業界目線で見る「第2回 ロボ デックス・ロボット開発・活用展」イベントレポート

忙しい皆さんに代わって、新しいテクノロジーが集まるイベントを建設業界でどう活かせるのかという目線で見てくるこのコーナー。

今回レポートするイベントは、2018年1月17日~19日に東京ビッグサイトで開催された「第2回 ロボ デックス ロボット開発・活用展」です。

製造業でロボットとはアームのことだった…

注目度の高いロボットの展示会だけに、金曜日の午後イチというのに、凄い人の数でした。主催者の発表によると、3日間で11万4000人。しかも複数日参加者は1人に数える、UU(ユニークユーザー)で。静岡県掛川市の人口と同じぐらいです。

出典:リード エグジビション ジャパン|来場者速報(pdf)

さて、どんな未来的なロボットが出迎えてくれるのか!

と思ったら、ずうっと腕だけのアームが高速で動いています。というのも今回のイベントは「スマート工場 EXPO」や「オートモーティブワールド」(自動車技術)といったイベントと合同なので、製造業向けの展示が多いのです。機械を組み立てるようなものがほとんどです。一般向けじゃないですね。

アームロボット系で人気があったのはこちら。

クラボウ(倉敷紡績株式会社)の「Tシャツ折り畳みロボット」。2本のアームでTシャツをつかみ、ビジョンセンサーで形や位置を認識して両肩部分をつかみ、表裏を判断し、パタパタと伸ばしてから、折り畳んで積み重ねる動作を繰り返します。シャツのように柔らかいモノをつかんで広げたりするのは難しい技術だと思います。ただ、建設業界で活躍してくれる感じでは今のところないですね。

トレンド1/パワードスーツ

会場を隅々まで歩いて建設業界目線で気になったのは、パワードスーツです。別名、パワーアシストスーツや装着型ロボットですね。カラダに装着して筋力をサポートして、作業負担を軽減、従業員のカラダを守ります。介護や物流の倉庫作業などを想定して開発されている商品が多い印象でした。

たとえば上のトヨフレックス株式会社腰アシストスーツ」。ゼンマイバネとワイヤーのみで電気がいらないタイプです。荷物の上げ下ろしなどの作業支援が主な用途だとか。

下半身専用もありました。株式会社ニットーの医療用ウェアラブルチェア「アルケリス」。長時間の手術時の負担軽減や歩行が困難な人に対してのサポートで、足に装着します。

パワードスーツは人材不足や職人の高齢化が問題視される建設業界でも活躍の場はありそうです。

トレンド2/スマートグラス

スマートグラスも本格的に使えるレベルになってきました。出展企業も多かったですね。たとえばこんな商品。

エプソンの「MOVERIO」。頭やヘルメットの上から付けて電源を入れると、目の前にスクリーンが登場します。そして作業マニュアルを表示できたり、遠隔地から熟練者の音声と映像での指示を受けられたり、位置情報によるナビを表示できたりと、作業を支援してくれます。

製造業だけでなく、建設業界でも遠隔操作での工事や、遠隔での教育に使えそうです。

トレンド3/ドローン

ドローンのブースも多かったですね。機体のサイズ、取り付けるツールやセンサーなども幅広くなってきた印象です。たとえば下のJapan Circuit(日本サーキット株式会社)のブース。

サイズは一般的な小型ですが、上空から地上の荷物を上げ下ろしできるウィンチや、QRコード読み取りセンサーも搭載可能だとか。「建設業だとカメラによるインフラ点検などのニーズが高い」そうです。この会社はドローン操縦のスクールも開催していて、「GPS機能をONにすれば、素人でも3日で自由に操縦できます」とのことなので、測量や点検、運搬にいかがでしょうか。

お次はさまざまなタイプの機体を展示していた株式会社スカイロボット。通常、ドローンの動力は電気ですが、上の機体は「水素電池ドローン」。横には「ガソリン燃料ドローン」もありました。パワーやスピード、飛行可能時間が延びるそうです。今のところ、「3~4時間の連続飛行が可能になりそう」だとか。これからもう少し大型化すると、大きな建設現場でモノを運ぶドローンが活躍しそうです。

CFD販売のブースには、「水中用ドローン」もありました。ケーブルを繋いで操縦し、水深30メートルぐらいまで潜ることができるそうです。リアルタイムカメラを取り付けられるので、点検などの用途に使えそうです。ちなみにドローン=飛行物という定義が一般的ですが、水中でも操縦するからドローンなのだとか。

トレンド4/IoT見守りウェア

モノがインターネットに繋がる「IoT(Internet of Things)」の流れでよく出てくるのが、従業員の見守りです。今回のイベントでも数多くのブースが出てきました。

なんのことかというと……。

特殊なTシャツのお腹にIoT機器を取り付け、中に入っているセンサーなどの情報を通信(Bluetoothが多い)でスマートフォンやパソコンに送ります。

すると、こんな感じで着ている人のさまざまな状態や状況が数字で確認できます。多くの会社では、心拍数のデータを取得して、そこから健康状態やストレス状態をチェックするシステムを出しています。

さらに進んで、上の写真で紹介したクラボウのIoT機器には、心拍数、衣服内の温度、加速度の3つのセンサーが内蔵されています。これによって、体調やストレスチェックもできる上、熱中症のリスクもチェックできます。体の傾きが測定できる加速度センサーで、転倒や転落もすぐわかります。

危険があれば警告が出るといい、これはかなり使えるレベルまで来たんじゃないでしょうか? 一人で作業する屋外の現場や真夏の現場などでは安心度が上がりそうです。値段は数量次第とのことですが、1セット4~5万円ぐらいのようです。

まとめ

全体を通して、本格的にIoT機器やドローンが一般化しそうな気がする、現実的なイベントでした。

最後にひとつ、建設・建築現場にはロボットより、まずタブレットでしょう、ということで、重機のフレームに取り付けられるオーダーメイドのタブレット設置用金具をご紹介。

出典:トマトランド株式会社
トマトランド株式会社の「重機 de タブレット」。揺れてもタブレットが落ちたりしないよう、高い強度を備えているとか。

このあたりから始めることで、現場が変わっていきそうです。

 

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